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zoom RSS 欧州中銀(ECB)、国債の「無制限買い支え」を表明:2012/9/6

<<   作成日時 : 2012/09/07 09:37   >>

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NEBADAブログさんより転載

ジャンク債になるヨーロッパ中央銀行

昨夜のECBによる南欧国債無制限買い入れ発表で何が起こるかと言いますと、ヨーロッパ中央銀行が今度はギリシャ化するということになるのです。

今やECBの財務内容は、今までに行ってきた南欧国債買い入れで、とてもAAA格とは言えず、厳密な評価をすれば、ジャンク債に相当する財務内容になっているはずであり、この上、更に、南欧国債を無制限で買い入れれば、ECBは、南欧国債保有専門の銀行、即ち、清算銀行(バッドバンク)に成り下がってしまいます。

しかも、今回の買い入れは1年から3年の短期国債を集中的に買い入れるとなっており、これは言い換えれば、ECBは南欧諸国の財布になるということになるのです。

財務内容(信用状況)が悪化した国・企業は、短期の資金繰りが厳しくなり、短期国債やCDを発行します。
それをどんどん繰り返していけば、長期国債・長期負債が減り、短期償還の国債やCDだらけになり、一旦どこかで資金調達が止まれば、『即死』することになります。

今、南欧諸国はその瀬戸際に来ているもので、その状況を改善するために、ヨーロッパ中央銀行がこの短期の資金繰りを面倒みようとなったのです。

これで南欧諸国の過剰債務が解消されるでしょうか?

答えはNOです。
かえって状況は悪化することになります。
なぜなら、南欧諸国は足らなくなった資金を短期国債をどんどん発行してECBに持ち込むからです。

今回無制限に買い入れると言った段階で、もはや勝負あった、となり、南欧諸国は財政健全化計画を事実上放棄し、足らなくなった分をECBからどんどん資金を導入するはずです。

今回のECBの発表では、『財政再建を怠れば購入停止』となっていますが、購入停止で一番困るのは南欧諸国ではなく、膨大な短期国債を購入したECBであり、購入停止などできません。
なぜなら購入停止をすれば、ECBが購入した短期国債が暴落し、とんでもない額の評価損を被るからです。
もし、南欧諸国が破産すれば、膨大な損を抱えることになり、この損は一体誰が被るのか?
加盟国が被ることになります。
即ち、ドイツ・オランダと言った最上位格を保有する国の負担となり、今度はこれら最上位格の格付けが引き下げらることになるどころか、損の負担で健全国の財政がギリシャ化することにもなりかねない事態になります。

今、今回のECBの発表を受けて株やユーロが買われていますが、一つ注目すべきは、ユーロ・ドル相場が殆ど反応しなかったことです。

これが何を意味するかは、いずれわかります。

△NEBADブログ
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4285948.html



欧州中銀総裁が「ユーロに逆戻りはない」、国債を無制限に買い支え 政策金利は最低で据え置き
2012/09/06 23:44 【共同通信】
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は6日、ドイツ・フランクフルトでの理事会後の記者会見で、国債利回りが上昇(価格は下落)しているスペインを念頭に、財政危機に陥った国の国債を無制限に買い支える用意があると表明した。政策金利は過去最低で据え置き…
http://www.47news.jp/CN/201209/CN2012090601001879.html

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